胃カメラ検査に関するよくあるご質問
胃カメラ検査の経鼻・経口のどちらが楽ですか?
経口内視鏡検査は口から内視鏡スコープを挿入するため、触れると反射的に強い嘔吐感を起こす舌の根元にスコープが直接当たり、苦しく感じます。経鼻内視鏡検査は極細のスコープを鼻から通すことで嘔吐間を起こす下の根元に直接スコープが当たることなく検査が可能です。ただし、当院では眠っているようなリラックス状態で検査を受けていただける鎮静剤を使った胃カメラ検査を行っていますので、経口内視鏡検査・経鼻内視鏡検査のどちらも苦痛を最小限に受けていただけます。
慢性鼻炎でも経鼻内視鏡検査は可能ですか?
問題なく受けられますが、花粉症などの場合は飛散シーズンを避けるなど、比較的症状が落ち着いている時期に胃カメラ検査を受けるようお勧めしています。ただし、鼻炎症状がある場合でも胃カメラ検査が不可能というわけではありませんので、ご希望がありましたらご相談ください。
普段、薬を飲んでいますが、検査日の休薬は必要ですか?
受診される際には、服用している薬が全てわかるようにお薬手帳や薬そのものをご持参いただくことをお願いしています。薬の内容を確認後、前日や当日の服薬・休薬についてお伝えしています。その指示を守って服薬・休薬してください。なお、わからなくなってしまった場合は、電話でご連絡ください。
前日には食事制限が必要ですか?
前日の夜20時から検査終了まで絶食です。それ以降、検査終了までは水やお茶のみ飲水可能です。前日の夕食は消化しやすく、やわらかいものを控えめに食べてください。
当日朝の制限はありますか?
朝食は食べず、水や薄いお茶で水分補給のみを行ってください。水分補給は検査2時間前までは可能です。
検査後も食事制限はありますか?
検査後1時間程度経過し、局所麻酔の効果がなくなったら、最初は少量の水を口に含んでゆっくり飲み、むせるなどの異常がないことを確認してください。問題がなければ、特に制限なく普段通りの食事が可能です。
予約なしでも検査を受けられますか?
基本的に電話やWEBにてご予約をお願いしています。受診した際に直接ご予約いただくことも可能です。また、検査枠に空きがあり、当日の朝食をとっていない場合には当日検査が可能になる場合もあります。ご希望がありましたら電話でお問い合わせください。また、アニサキス症が疑われる、吐血したなど緊急性が高い場合は、できる限り対応していますので、お問い合わせください。
検査後、すぐに帰宅できますか?
検査後は、医師より検査結果をご説明した後、ご帰宅となります。なお、検査で問題が見つかって治療が必要な場合には、当日に治療方針のご相談や処方などを行う必要が生じることもあります。
また、鎮静剤を用いた検査を行った場合は、リカバリールームで30分ほどお休みいただき、その後に結果をご説明します。
検査費用はどのくらいですか?
患者様の状態や行った処置などによって費用は異なります。3割負担の場合、検査費用は約6,000円、組織を採取して病理検査を行う場合は約9,000円が目安となります。なお、事前診療の際に正確な費用をお伝えしています。
大腸カメラ検査に関するよくあるご質問
大腸カメラ検査はかなり苦しいですか?
当院では、患者様への負担を大幅に減らすために軸保持短縮法による挿入を行っています。検査を担当するのは長年内視鏡検査の研鑽を積んできた専門医であり、最新鋭の内視鏡システムを使って精度が高く、患者様の負担をできるだけ減らした検査を行っています。鎮静剤を使ってウトウトと眠っているようなリラックス状態でも検査を受けていただけます。大腸カメラ検査に苦手意識がある方も安心してご相談ください。
便潜血検査陽性を指摘されたら、大腸カメラ検査を受けた方がいいですか?
便潜血検査は便に微量の血が混じっていないかを確かめる検査です。大腸がんの発見につながることもありますが、早期大腸がんの発見は難しく、進行した大腸がんが見逃されてしまうこともあります。実際に、陽性で発見される疾患としては痔が最も多いのですが、その次に多いのは前がん病変の大腸ポリープとなっています。内視鏡検査で大腸ポリープが発見された場合、その場で大腸ポリープ切除を行うため、将来の大腸がん予防に役立ちます。便潜血検査にて陽性を指摘されたら、速やかに大腸カメラ検査を受けましょう。また、陰性でも大腸がんがないということではありません。リスクが高くなる40歳を超えたら無症状でも定期的に大腸カメラ検査を受けることをお勧めしています。
大腸カメラ検査は入院が必要ですか?
当院では、大腸カメラ検査と検査中に行うポリープ切除を含め、日帰りで行っています。ただし、年齢や既往歴、発見されたポリープの数や大きさなどによっては、入院による検査や手術が必要になることもあります。入院などより高度な医療が必要な場合には、連携している連携の高度医療機関をご紹介させていただきます。
下剤の服用に不安があります
当日朝にご自宅で下剤を服用し、リラックスできるご自宅のトイレで便意が落ち着くまで待っていただき、ご来院される方法が一般的ですが、当院では朝早くご来院いただいて院内で下剤を服用できるプランもご用意しています。下剤を飲んだことがなく、不安という場合も、個室をご用意しており、お声がけいただけばスタッフがすぐにお伺いできる環境にあります。また、大量の下剤を飲まずに大腸カメラ検査を受けられるプランもありますので、ご希望の方はご相談ください。
大腸カメラの所要時間はどれくらいかかりますか?
検査の所要時間は、15分程度です。ただし、ポリープ切除を伴う場合には、1つのポリープ切除につき5~10分程度の時間が大腸カメラ検査(観察のみ)より加わる形になります。
検査でポリープが発見されたら、その場で切除できますか?
当院では大腸カメラ検査中に発見した大腸ポリープはその場で切除していきます。ただし、ポリープのサイズや数など、出血リスクが高い場合には、連携する医療機関をご紹介させていただいております。
着替えは必要ですか?
検査着は当院でご用意していますので、着替えは必要ありません。
検査後、車を運転して帰宅できますか?
鎮静剤を使った検査では、当日の車・バイク・自転車などの運転が禁止されています。なお、鎮静剤を使わない場合にはこうした制限は特にありません。
当日に飲む下剤の量が多く、飲み切れるか不安です。減らすことはできますか?
前日の食事をゼリーなどの半固形物のみにして、水分を積極的にとると、当日の下剤を全て飲み切らない段階で腸がきれいになって検査可能になることもあります。また、当院では、大量の下剤を服用せずに受けられる大腸カメラ検査も行っていますので、大量の下剤服用にご不安がある場合はご相談ください。
検査前日の食事の準備がわかりません。どうしたらいいですか?
数日前から、種・粒・薄皮のあるもの、キノコ、海藻、コンニャクなどを避け、脂肪分を控えます。前日は消化しやすいものを軽めにとることが基本になります。特に夕食は白粥・やわらかく煮込んだ素うどんなどが適しています。その際、具や薬味、箸休めなどを食べないよう注意してください。また玄米やそば、胚芽米や全粒粉のパンなども避けてください。水分摂取する際は水や薄いお茶をたっぷりとってください。
当日朝の過ごし方に注意点はありますか?
当日は、朝食を食べず、腸の中をきれいにするために大量の水で溶いた下剤を飲む必要があります。ご希望の方は院内で下剤を服用することもできます。また、大量の下剤を飲まずに受けられる大腸カメラ検査も可能ですので、事前にご相談ください。
検査後にも食事制限はありますか?
検査のみの場合は、特に制限はありませんが、最初の食事は消化しやすいものにしておくと安心です。大腸ポリープの切除をした場合は、消化がよいものを食べ、数日から1週間程度かけて普段の食事に戻していきます。なお、唐辛子などの香辛料や刺激の強いもの、アルコールは検査後1週間程度控えてください。
検査当日の入浴は可能ですか?
検査のみの場合は、検査当日入浴していただいて構いません。大腸ポリープの切除をした場合は、検査当日は、入浴を控え軽いシャワー程度にしてください。検査翌日から入浴していただけます。ただし、検査後数日は長風呂を控えてください。
予約なしで大腸カメラ検査を受けることはできませんか?
大腸カメラ検査は、事前診察を受けていただいた上で検査に関する説明を受けていただき、検査予約をしていただいています。
検査が終わったら、すぐに帰宅できますか?
検査後は、医師より検査結果をご説明します。検査で異常が見つかり治療が必要な場合には、治療方針のご相談や処方などを行う必要があります。
なお、鎮静剤を用いた検査を行った場合は、リカバリールームで30分ほどお休みいただき、その後検査結果のご説明となります。お急ぎの場合もお休みいただいて状態を確認してからでなければご帰宅できませんのでご注意ください。
検査費用はいくらくらいですか?
行った処置などによって変わりますが、健康保険の3割負担の場合、検査のみは約7,500円、組織を採取して病理検査を行う場合は約10,000円が目安となります。大腸ポリープの切除をした場合は、ポリープの個数などによりますが、約20,000~30,000円が目安となります。事前診察の際に費用についてもしっかりお伝えしていますので、ご確認ください。